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黒酢でメタボ対策?

黒酢にはアミノ酸が豊富に含まれています。そしてそのアミノ酸がタンパク質をつくる以外にもメタボ対策としても重要な働きをしてくれることがわかってきたんです。



糖尿病対策としては、血中の糖分量をコントロールするインスリンの分泌を促すことが大切です。黒酢に含まれるアルギニン、ロイシン、ヒスチジンといったアミノ酸はインスリンの分泌を促進することが一般的に知られています。



そのなかでもインスリン分泌効果はアルギニンが最も強いとされています。血糖値が高めの方がアルギニンを積極的に摂取することによって、肝臓および末梢組織のインスリン感受性の改善がみられたとされています。



さらにアルギニンは一酸化窒素を作り出すことで血管を拡張し血流を改善する効果をもたらすだけでなく、血管の硬化を抑制し、コレステロールの高い状態で出来やすい血栓を出来にくくする作用が認められています。そしてヒスチジンは血管をやわらかくしなやかにすることが知られています。



コレステロールの高い場合は血管中の活性酸素が大敵なのですが、タウリンはその活性酸素や過酸化水素を抑制する働きがあります。そして、そのタウリンは黒酢に含まれるアミノ酸のシステインからつくられます。



黒酢に含まれるメラノイジン(色素)には、「赤血球変形能改善作用」があり、臨床試験で血行をよくする効果が確認されています。黒酢を摂ると細い毛細血管でも容易に血液の移動が出来るようになるため、血流が改善されることで血圧の改善効果を期待できるんです。



黒酢に含まれる酢酸には、高血圧の人の血圧を下げるというのもあります。酢酸が血管に入るとその細胞のエネルギーとして使われアデノシンを作ります。そのアデノシンが血管の壁に張り付いて結果、血管を拡張させて、血圧を下げます。



しかも、この効果は、血圧の正常な人や低血圧の人には働きません。そして、この効果を得るには1日750ミリグラム、米酢では、おおよそ、大匙1杯分が必要とされています。ただし、この方法は、酢の摂取を止めると元に戻ってしまいます。黒酢を摂り続けることが必要となります。



また、酢15cc、計量用大匙一杯を水で33倍に薄めたものを3ヶ月間毎日摂り続けたところ内臓脂肪が5%減少したとの報告もあります。

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