p-クマル酸は、発がん性があるとされる活性酸素種の中でもペルオキシナイトライトに対して、高い消去活性を持つことが平成15年、静岡大学・衛藤教授の研究によって報告されています。
ペルオキシナイトライトは、体内で生成され血管を拡張させ、血管を保護する作用がある一酸化窒素が、強力な活性酸素であるスーパーオキシドと反応することで、より強力な酸化因子として生成されたものです。
ペルオキシナイトライト等の活性酸素は、体内のDNA、タンパク質、脂質等を酸化させ、各種ガン、心臓病、脳卒中、糖尿病等の生活習慣病を始めとする諸疾病の発生原因となることが明らかにされてきている。
活性酸素には、ペルオキシナイトライト以外にも、スーパーオキシド、過酸化水素、一重項酸素、ヒドロキシラジカル、一酸化窒素、などが知られていますが、中でもペルオキシナイトライトは、非常に強い酸化力を持つうえに、体内での半減期が長いため、体内で存在する時間が長く、細胞等が傷つく可能性が高いことで高い発がん性があると言われています。
したがって、p-クマル酸は、ペルオキシナイトライトに対して、高い消去活性を持つことでがん予防に効果が期待されています。
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