フェルラ酸は、フィトケミカルとして植物の細胞壁などに存在する有機化合物です。ケイ皮酸の誘導体で、リグニンを構成します。また、他の芳香族化合物の合成の前駆体となります。細胞壁のリグノセルロース中でリグニンと多糖を繋ぎ合わせる役割を担っています。
フェルラ酸は、動物実験などでは、乳癌や肝臓癌に対して効果があるとされています。また癌細胞にアポトーシスを起こさせる働きを持つとも報告されています。さらにベンゾピレンなどによる発癌を予防する効果も持つとされ、人間での検証が待たれます。
そして、アスコルビン酸、ビタミンEと共に摂取すると酸化ストレスを減らし、チアミン二量体を形成して皮膚を守るといわれています。ちなみに、黒酢には、フェルラ酸が、0.95mg/L、ジヒドロフェルラ酸(DFA)が、24.8mg/L、含まれているとされています。
また、米ぬかから精製されたフェルラ酸がアルツハイマー型認知症に効果があるとの報告もあります。
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