トマトは、ビタミンAやビタミンC、リコピンそして、カリウムを豊富に含む夏の野菜ですが、トマトジュースなら季節を問わず一年中手に入ります。しかも、トマトジュースなどの加工用トマトは、完熟トマトの使用が義務付けられていることで、品種が違うこともあるんですが、生で食べるトマトよりも栄養価が高いんです。
黒酢は、血行改善効果があるなど高血圧に対して効果がありますが、例えば、トマトの含むカリウムは、塩分摂りすぎのために体内に蓄積されていることで高血圧の原因となっているナトリウムの排出に効果があります。
黒酢には、便秘解消効果があるとされていますが、トマトには、ペクチンという食物繊維が含まれています。食物繊維といえば便秘解消効果が期待できますが、そのほかにも、ダイエットに良い効果をもたらします。
黒酢には免疫力を高めるなどの作用がありますが、トマトの赤い色はリコピンというカロテノイドで、β-カロテンの2倍以上、ビタミンEの100倍の抗酸化作用があることが知られています。
さらに、トマトに含まれている「13−oxo−ODA(13‐オキソ‐オーディーエー)」という物質が、脂肪燃焼作用を持ち、肥満モデルのマウスに脂肪分の多い食事とこの物質を混ぜて4週間与えたところ、この物質を混ぜなかったマウスに比べ、肝臓内の中性脂肪量がおよそ30パーセント減少したという報告があります。
マウスに与えた「13−oxo−ODA」を人間の食事量に換算すると、トマトなら毎食2つ、トマトジュースであれば毎食200ミリリットルに相当するということです。
そして、黒酢に含まれるバニリン酸(vanilicacid)は、内臓脂肪細胞の増減にかかわるとされるアディポネクチンの産生を増強ないし促進する作用があるといわれています。その結果、2型糖尿病における高血糖値を低下させたり血中の中性脂肪濃度を減少させる作用をもたらします。
アディポネクチンは、インスリンが産生されているにもかかわらず血糖値が低下しない、いわゆる生活習慣病の2型糖尿病を予防、治療する効果が期待されていますが、そのほかにも動脈硬化につながる血管病変の抑制、肥満改善、抗炎症、単球系細胞の増殖抑制、肝繊維化抑制等、多くの効果が期待されています。
したがって、黒酢とトマトジュースを一緒に摂ることは、それぞれの相乗効果によって、より高い健康効果、ダイエット効果を得ることができると考えられます。
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