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黒酢とコハク酸

黒酢は、コハク酸を含んでいます。コハク酸(琥珀酸、succinic acid)は、コハクを乾留という熱分解をしたところ、はじめて発見されたためにこの名がついたものです。コハク酸は自然界に広く分布していて、貝類に含まれるうま味成分でもあります。



コハク酸は、同様に、黒酢に含まれる、クエン酸、リンゴ酸とともにクエン酸回路を構成する化合物のひとつで、疲労回復に効果を発揮するといえます。



コハク酸は、清酒の味(甘口〜辛口)を左右している成分であり、また、化粧品の成分としては、コハク酸の酸性度は、約1%の水溶液でpH2.7であることから、pHをコントロ-ルする材料とされたり、収れん効果があることで、肌をひきしめるために利用されています。



コハク酸にがん細胞の増殖を抑える効果があるとの報告があります。これは、広島大学 大学院 生物圏科学研究科 の加藤範久教授らが2009年5月15日までにまとめた研究成果によるものです。



加藤教授らの研究によると、コハク酸がある環境で大腸がんや胃がん細胞を培養すると、増殖が半分程度に抑えられるのを確認したとされています。さらに、ラットを使用した実験で、がんの増殖を促すとされる血管新生が起きにくくなることも確かめたと報告されています。

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