クエン酸は、シクロオキシゲナーゼ (Cyclooxygenase) という酵素の働きを抑え、血小板を固まりやすくする作用があるプロスタグランジンI2(PGI2)やトロンボキサンチンA2(TXA2)の生成を抑制することで血流改善効果があると推測されています。
血液は、酸素や栄養分、老廃物などを運ぶ役割があります。しかし、血液がドロドロの場合は、毛細血管では通りにくくなり、体の末端部分まで酸素や栄養素などが運ばれなくなります。
結果、冷え症や、肩こり、頭痛、めまい、疲れやすくなるなどの体の不調が起こります。さらには、命にかかわる脳梗塞や心筋梗塞を招く原因にもなり得ます。
脳梗塞、心筋梗塞とは脳や心臓につながる動脈がつまる病気です。 血小板が固まりやすいことが原因で血液がドロドロだと、血液が動脈をつまらせてしまう可能性が高くなります。
糖尿病や高血圧の人は、動脈血管内膜が傷つき易くなっています。例えば、悪玉コレステロールが血管内膜に蓄積し、コブ状になることがあります。悪玉コレステロールが蓄積したコブは破れやすく、血小板は破れた箇所に集まって傷をふさぎます。
傷を修復する働きのある血小板は、集まって次第に大きくなり、「血小板血栓」となります。その「血小板血栓」がなんらかの原因で剥がれ、血流にのって脳に運ばれて、脳動脈をつまらせるのが脳梗塞です。
これが心臓の動脈(冠動脈)でおこると、心筋梗塞です。この「血小板血栓」が形成されるのに必要な時間は、わずか1分程度です。
クエン酸は、血小板を固まりやすくなるのを予防する作用があることから、血小板血栓の生成を防ぐことで血流改善等の効果が期待できます。
一般的に、血液がドロドロな状態では、
・高血圧
・動脈硬化
・心筋梗塞
・脳梗塞
・腎臓病
など、様々な症状の原因となり得るといわれています。
逆に、血流が良く、いわゆる血液がサラサラな状態では、
・新陳代謝の促進
・美肌効果
・冷え性改善
・生理痛予防
・集中力向上
などの効果が期待できるといわれています。
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